触媒学 - 自動車触媒 買取り リサイクル  

03 - 触媒被毒とその対策

   


三元触媒は、ガソリンやオイルに含まれる鉛、リン、硫黄などによって科学的被毒を受け、浄化性能が低下し、触媒としての寿命が短くなります。

鉛については、無鉛ガソリンで対処されており、ガソリンに含まれる硫黄に関しては、
低硫黄化、国内においては、サルファーフリー化(10ppm以下)されたことで軽減されています。

一般的なエンジンオイルには硫黄とリンが含まれているが、エンジンの構造上、
オイルの一部は燃焼し排ガスに混じるため、対策が必要となります。

原油由来のベースオイルには硫黄が含まれていますが、精製技術の向上により極めて少なくなっています。

オイルの添加剤には硫黄とリンを含んだ化合物が使用されており、どちらも潤滑において重要な機能を担っているために完全な除外は難しいとされています。

現状ではILSACなどのエンジンオイル規格で、硫黄とリンの含有量規制が行われており、
含有量は低下しています。しかし、潤滑性能を維持するためにリンに関しては最低含有量が設定されているため、一定量は含むことになります。

また燃焼するオイル自体を低減する観点から、蒸発量の規制も存在し、特に低粘度オイルでは蒸発量の少ない一定品質以上のベースオイルが要求されています。

触媒寿命の延長に向けてエンジンオイルではさらなる低硫黄・低リン化、さらには無硫黄・無リン化の研究が行われています。

触媒本体では、被毒耐性のあるものが研究されています。

将来展望として、排ガス規制強化の動きは日欧米で大きく進展しています。

排ガスの浄化性能をより一層向上するために、薄壁、多セルハニカムは有効であり、薄壁化には触媒の重量の減少、すなわち熱容量の低減となり、触媒機能が発現する温度まで、排ガスによって短時間で温まることが可能となります。

 (761文字、スペース含む)

01. 自動車触媒とは
02. 自動車触媒の研究
03. 触媒被毒とその対策
04. 自動車触媒の種類
05. 自動車触媒の選定
06. 自動車触媒の形状
07. 白金族触媒の比較
08. 発泡金属とは
09. 自動車触媒のサイズ判別
10. ケースの中で割れて、欠けている触媒
11. 割れ・欠け トラック用触媒
12. ケースの中で真ん中が溶けている触媒一例
13. セラミックハニカム - その名前
14. セラミックハニカム - 実用的な観点として
15. セラミックハニカム - 何故、触媒が必要になったのか
16. セラミックハニカム - 何故、蜂の巣のような形にしたのか
17. 自動車触媒に含まれる貴金属
18. 自動車触媒の構造
19. 触媒酸化法
20. 排ガスに含まれる汚染物質
21. 脱貴金属を目指すナノ粒子自己形成触媒の新規発掘
22. ホンダ、ロジウム使用量を低減した新触媒を開発
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